健康診断とは
健康診断とは、体に不調が無いかを医師が検査するものです。個人の場合はかかりつけの病院で検査し、会社や学校には医師らが巡回車で向かい診察します。
血圧や血糖値、X線検査などのさまざまな検査を行い、数日後に結果を送付。異常が見られると、最寄りの医療機関などで再検査するよう促します。
健康診断は人間ドックとも呼ばれ、法令により実施が義務付けられているのと、受信者が任意で受けるものがあります。
健康診断の目的
健康診断の目的は、疾患の予防・病気の早期発見をすることです。会社員などは受診するよう義務付けられていますが、個人の場合は任意の受診となります。
万が一に備え、健康診断は積極的に受診するようにしましょう。
会社や企業の場合、年に1度(特定の企業は年2回のところもある)の健康診断を受けることができます。
何日くらいで結果が出るの?
検査結果は自宅や会社に届きますが、病院で直接渡されることもあります。
下記に定期健診から人間ドックなどの検査について、結果が出るまでの平均的な日数と検査にかかる時間をまとめました。
結果が届くまでの日数 | 検査にかかる時間 | |
定期健診 | 7~10日ほど | 1時間ほど |
雇入検診 | 7~10日ほど | 1時間ほど |
人間ドック | 10日~2週間ほど | 2~3時間ほど |
医療機関の混雑状況によっては検査時間、結果が出るまでの日数が長引くことがあります。
早めの診断・結果が必要なときは即日対応してくれる医療機関で検査を受けましょう。
診断結果が遅い・なかなか届かない
診断結果がなかなか出ないと、何らかの検査に引っかかってしまったのかと不安になりますよね。しかし結果の知らせが遅いからと言って、検査の結果が悪かったという訳ではありません。
医療機関によっては、詳しい結果を出すため外注検査に出すこともあります。そのため結果が出るまで1ヶ月もかかるケースがあるのです。
他にも検査から結果が出るまでの間、大型連休を挟んだりすると、その分伸びたりすることもあります。
どうしても不安な場合は医療機関に問い合わせることもできますよ。
健康診断の時期っていつ?
会社や学校などの地方公共団体の健康診断は4月から6月に集中する傾向にあります。
その理由は4月に新入社員や新入生が入った後、健康診断を受ける企業が多く、4月の健康診断のスケジュールが埋まってしまうためです。
4月に健康診断ができなかった企業は5月から6月にずれ込んだり後から予約する形になります。
他にも深夜作業のある工場などは、「
精密検査と再検査の違い
健康診断の結果は、異常なし・用経過観察・用再検査・用精密検査・要治療、があります。
検査結果に異常値が含まれていたにも関わらず、仕事や用事のため先延ばしにしてしまい、病状が悪化してしまったケースも少なくありません。
要精密検査と要治療の結果が出た場合はできるだけ早めの再検査をおすすめします。
結果によってどのような違いがあり、どのような対応が必要なのでしょう。下記にてご説明します。
結果が要精密検査だった場合
検査結果が要精密検査だったとしても、確実に病気になってしまった、という訳ではありません。
異常な数値が出たため、さらに細かく調べて確実な検査結果を知るため精密検査を受けてください、という注意喚起のようなものです。
精密検査により、異常無しになるケースが望ましいですが、何らかの異常が見られる可能性もあります。
要精密検査という結果が出たら、早めの受診を心がけましょう。
結果が用経過観察・用再検査だった場合
要経過観察、要再検査の結果が出た人は、正常ではない数値ですが食事の改善や生活習慣を見直すことによって、健康な体を取り戻せる状態の人が多いです。
明らかな体調の悪化が見られない限り、急な治療が必要なわけではありませんが、気になる方はかかりつけの病院での再検査をおすすめします。
普段の生活を見直して、病気の予防に務めましょう。
結果が要治療だった場合
診断結果が「要治療」だった方は、早急な再検査が必要です。
血圧や血糖値などの項目は高い数値のままだと重症化する恐れがあります。脳梗塞や動脈硬化・脳出血などの危険性があるため、要治療と診断が出たらすみやかに医療機関での再検査を行いましょう。