給料日は毎月25日が多い
毎月訪れる給料日はワクワクして待ち遠しいものです。給料日は会社によって違いますが、圧倒的に多いのは毎月25日です。
この記事では、給料日の日付や振り込まれるタイミングなど、給料日について紹介します。計画的なお金の使い方ができるので、前もって自分の給料日を把握しておくとよいでしょう。
正社員の給料日に多いのはいつ?
一般的な月払い制の正社員では、給料日が「ごとうび」になっているケースが多いでしょう。
そもそも、給料日は「ごとうび」と呼ばれる5日、10日、15日、20日、25日、30日に設定されていることが多い傾向にあります。ほかには、一日や月末の最終日もよく見られるでしょう。
ごとうびはきりもよく、覚えられやすいため古くから慣習として給料日にする会社が多いようです。中でも、25日を採用しているケースが多くみられます。
公務員の給料日に多いのはいつ?
公務員の給料日にはいつが設定されているのでしょうか?公務員の給料は、厳密には「俸給」と言い、地方公務員の給料日は各自治体によって異なります。
一方、国家公務員は人事院規則により給料日が定められ、所属する組織によって16日・17日・18日のどれかが決められています。
たとえば金融庁や厚生労働省では16日、文部科学省は17日、防衛省や原子力規制委員会は18が給料日です。
派遣社員やアルバイトの給料日は?
派遣社員やアルバイトの給料日も、正社員と同じくごとう日や月末、一日が多く採用されています。
ただし、契約社員やアルバイトの場合は週払いや即日払いを採用しているところもあり、正社員よりも給料日の設定はばらつきがあります。
日払いの仕事の場合、当日や翌日に給料が支払われるケースもあるので、仕事を始める前にチェックするとよいでしょう。
大手コンビニの給料日は?
代表的なアルバイト先の、大手コンビニの例を紹介します。各コンビニの給料日は、一部店舗によって違いますが、大まかな例を見てみましょう。
コンビニ名 | 給料日 | 締め日 |
セブンイレブン | 当月25日払い | 15日締め |
ファミリーマート | 翌月10日払い | 月末締め |
ローソン | 当月月末払い | 15日締め |
サークルKサンクス | 当月25日または翌月5日払い | 15日締め |
ミニストップ | 当月28日払い | 15日締め |
多くのコンビニでは、15日を締め日とし、当月中の支払われるケースが多いようです。早めに給料を手にしたい人は、コンビニでのアルバイトを視野に入れるのもよいでしょう。
どうして給料日が25日の会社が多いのか
それでは、どうして給料日に25日を設定している会社が多くなるのでしょうか?まず、25日は毎月必ずあるという点が大きな理由です。
月末に設定していると月によって30日になるときや31日になるときなど、変動するので不便です。また、前月分の給料計算をするときに、日程に余裕があることも理由にあげられます。
さらに、月末から月初に欠ける期間は公共料金の支払い日などさまざまな振り込み日が集中しているため、それ間に合う日にちを設定したという説もあります。
給料日が土日祝日と重なっていたらどうなるの?
現代では、給料日は銀行振り込みにしている人が多いでしょう。給料日が銀行の休業日にあたる土日祝日の場合、給料の振り込みはどうなるのでしょうか?
給料日が土日祝日と重なっているときの振り込み日は会社によって異なります。多くの会社は前倒しで振り込むよう設定されていますが、なかには後払いにしているところもあります。
後払いの場合、連休と重なると給料が振り込まれるまで数日かかるケースもあるので、自分の給料日がどうなっているか事前にチェックするとよいでしょう。
給料日のいつ振り込まれるの?
給料日を銀行振り込みにしている場合、給料日の何時に振り込まれるのでしょうか?実は、振り込まれる時間について「労働基準法」に規定があります。
そこには「給料は、給料日の午前10時までに引き出せるようしなければならない」と定められているので、給料日の午前10時には引き落とされるようになっています。
ほとんどの企業ではこの時間に間に合うよう前日には給料の振込業務を終えている場合が一般的です。
24時間稼働しているインターネットバンキングではどうなる?
近年では24時間稼働しているコンビニのATMやインターネットバンキングでの引き出しも増加しています。
多くの会社は前日に振込手続きを終えていますが、10時までの間、いつ給料が振り込まれるかは金融機関によって変わります。
よく見られるのは0時ごろに振り込まれるケースですが、利用する金融機関により時間が異なるので注意しましょう。
給料日を調べるには?
自分の給料日はどうやって調べればいよいでしょうか?手元に給料明細がある場合、給料明細の支給日を確認しましょう。
まだ給料明細をもらっていなくても、給料日は就業規則に記載されています。事前に就業規則や人事関連部署に確認し、給料日を把握しておくとよいでしょう。
締め日っていつ?給料日とセットで覚えよう
給料日と合わせて覚えておきたいのが「締め日」です。締め日とは、給与として支払われる労働期間の区切りです。給料として支払われる労働期間の終わりの日を締め日と言います。
例えば、月末が締め日の会社の場合、一日から月末日までの給料が翌月の給料日に支払われます。
給料日と同じく締め日も会社によって異なりますが、ごとうびや一日、月末などを締め日に設定しているケースが一般的です。
年末の給料日はいつ?
年末が近づくときになるのが、月末を給料日に設定している会社の給料日です。12月31日は大みそかにあたり、銀行の休業日となります。
そのため、給料日が土日祝日を重なったとき前倒しに定めている会社の場合、年内の最終銀行営業日が給料日です。通常、年始は1月3日まで銀行休業日になります。
もし給料日を後倒しに設定している場合、その年の曜日によって、年始初めての銀行営業日である給料日が5日頃まで伸びる場合もあるので注意しましょう。
もし給料日に給料が振り込まれていなかったら?
給料日に給料が振り込まれていなかった場合、どうすればよいでしょうか?まずは、慌てず給料日を間違えて記憶してないか、しっかり確認することが大切です。
次に会社の経理担当部署に問い合わせましょう。直接相談できる上司がいるときは、上司から話を通してもらうとよいでしょう。
未払いを問い合わせても対応してもらえないときは近くのハローワークや労働基準監督署で今後の対応を相談します。普段から給料明細やタイムカードを控えておくようにしましょう。
給料日でホワイト企業を見分けられる?
会社経営で大切に割れていることのひとつが「支出を遅らせる」ことです。企業にとって給料は大きな支出になるため、比較的給料日が早い企業は経済的に安定していると考えられます。
例えば、締め日が同じ月末でも、翌月15日給料日と25日が給料日の企業を比較すると、25日の方が支出まで10日の猶予があると考えられるでしょう。
特に初任給は優良企業を見分ける良い例です。4月1日入社で月末締め日でも、4月25日に4月30日までの給料が実質前払いで満額支給される会社は安定した優良企業の場合が多くなります。
まとめ
給料日を知ることは、労働のモチベーションにつながります。いつ給料が振り込まれるかを考えると、やる気のアップにもつながるはず。
さらに給料日が土日祝日や年末年始に重なったときや、未払いの場合に備えて、より細かい給料日を把握しておくとよいでしょう。
普段から給料日を把握しておくことで、計画的にお金を使うこともでき、トラブルがあったときも迅速に対応できるでしょう。